vol.6 英語の文の作り方その5 その他の品詞2 (形容詞になるもの)



前回のおさらいです。

動詞をいじった[ ]詞 と [ ]詞は、基本の品詞で言うところの[ ]詞と同じものとなり、文のパーツとしては[ ]、[ ]、[ ]として使える。

秒で答えられなかった人は前回の内容をもう一度お読みください。

今回は、品詞としては形容詞じゃないけど、文の中では形容詞として使う「〇〇詞」を紹介します。

ここでもとりあえずはざっと説明します。

細かい点は改めてお話しするので、ポイントだけ掴んでいただければOKです。

2.形容詞として使うもの to不定詞トゥーふていし 分詞ぶんし 関係詞かんけいし 前置詞ぜんちし+名詞

■2- to不定詞

前回の「名詞になるもの」にも出てきたto不定詞ですが、「名詞+to不定詞」の形で使うと形容詞となります。

学校で必ず習う有名なのが、[something to drink]ですね。somethingは「(何か)もの」というバクゼンとした名詞です。[to drink]は名詞の後に置くと「飲むための」という意味になります。

なので[something to drink]は「飲むための(何か)もの」ということで、特に種類を指定しない「何か飲み物」を指す言葉となります。

コーヒーでも紅茶でもコーラでも水でも何でもいいからとにかく飲み物が欲しい時に、

Can I have something to drink? (何か飲み物もらえますか?)

などと聞いたりするわけです。

[名詞 to do]が常に「~するための」という意味になるわけではありませんが、ここでは基本としてこれだけ知っておいて下さい。

to不定詞も形容詞の一種だよ、ということさえ確認できればOKです。

いくつか例を挙げておきます。

「住むための家」a house to live in / 「解決すべき問題」problems to solve / 「読むべき本」 books to read

■2-2 分詞ぶんし

動詞はそのままでは名詞として使えないので、動名詞(being / doing)やto不定詞(to be / to do)に変形させました。

同様に、動詞はそのままでは形容詞としても使えないので、変形させる必要があります。

動詞を変形させて形容詞化したものを分詞と言います。

分詞には、現在分詞げんざいぶんし過去分詞かこぶんしの二種類があります。

名前がややこしいですが、どちらも時間としての「現在」「過去」とは関係ありません。

現在分詞は「~する、している」(難しい言い方をすれば能動のうどう

過去分詞は「~される、されている」(同じく受動じゅどう

という意味で使います。

簡単な例としては、自分が本を読んでいるのだったら能動、自分が他人に叱られているのだったら受動となります。これも詳しくは「受動態じゅどうたい」のところで説明します。

現在分詞は、動詞に[ing]を付けた形となります。be動詞は[being]、do動詞は[それぞれの動詞+ing]となります。doing, reading, running等ですね。

現在分詞は動名詞と同じ形なので、混同しないように違いをしっかり理解しておいて下さい。動名詞は「名詞」、現在分詞は「形容詞」なので、使い方が全く違います。

過去分詞の形ですが、be動詞の過去分詞は[been]のみです。do動詞は、動詞に[ed]を付けるもの、動詞の原形と同じもの、動詞の形が変わるものの三種類があります。[call → called]、[read → read]、[do → done]など。

分詞を名詞の前後にくっつけると、形容詞として名詞を修飾することができます。

まずはシンプルな例です。単純な分詞は名詞の前に置きます。

  • 現在分詞の例:「眠っている赤ちゃん」 a sleeping baby / 「吠えている犬」a barking dog / 「走っている男」 a running man
  • 過去分詞の例:「割れた窓」a broken window / 「盗まれたカバン」a stolen bag / 「中古車」a used car

次にちょっと複雑な例を挙げます。分詞に副詞をくっ付けて、より多くの情報を伝えることができます。長い分詞のカタマリは、名詞の後ろに配置します。

  • 現在分詞の例:
  1. 隣の部屋で眠っている赤ちゃん」a baby sleeping in the next room
  2. 私に吠え掛かっている犬」 a dog barking at me
  3. 一日中走っている男」a man running all day long
  • 過去分詞の例:
  1. 泥棒に割られた窓」a window broken by a burglar
  2. その部屋から盗まれたカバン」a bag stolen from the room
  3. 有名な歌手が使っていた車」a car used by a famous singer

いずれも下線部が「分詞のカタマリ」と考えて下さい。

分詞のカタマリが丸ごと名詞を修飾して、「一つの(長い)名詞」を作っているのです。

このように、分詞をうまく使うことで、名詞にたくさんの情報を付け加えることができるのです。

■2-3 関係詞かんけいし

苦手な人が多いのがこの「関係詞」ですね(笑) 名前からしてイメージしにくいのです。

「関係=接続」と考えると分かり易いでしょう。

ざっくり言えば、「文を丸ごと形容詞にして名詞とつなげたい」場合の接着剤となるものを関係詞と言います。

正確な言い方ではありませんが、今はこれでいいです。

文というのは言わば完成品、名詞はその部品なので、そのままではくっ付けられないのですね。

出来上がった自転車に、もう一つサドルを付けたいと思っても(そんな人はいないでしょうが)、普通は付ける余地がありません。

そこで何とか取り付けられるように、アタッチメント的なものを別途用意する必要があります。

関係詞というのはこのアタッチメント的なものです。種類が違うものをくっつけるための装置です。

関係詞はけっこう重要なので、後で詳しく説明します。

ここではいくつか例を出しておきますので、「丸ごと形容詞なのね」という点だけ分かればOKです。

関係詞には、関係代名詞、関係副詞、関係形容詞の三種類があります。三つめはとりあえず無視でいいので、前の二つだけ扱います。

関係代名詞:that, which, who, whose, whom

関係副詞:when, where, how, why

  • 関係代名詞の例
  1. 私に一杯おごってくれた男性」a man who bought me a drink
  2. あなたが昨日会った人」the person who you met yesterday
  3. あなたより成績が良い生徒達」students whose grades are better than yours
  • 関係副詞の例
  1. 私たちが初めてあった日」the day when we met for the first time
  2. 私が生まれ育った町」the town where I was born and raised
  3. 私が遅刻した理由」the reason why I was late

関係詞が単独で形容詞となることはなく、必ずこれらの例のように、「関係詞+V」「関係詞+SV」の形で用い、「関係詞のカタマリ」を作ります。

ここでも、「分詞のカタマリ」の例と同じように、下線部がまるごと「関係詞のカタマリ」となって名詞を修飾しています。

「名詞+関係詞のカタマリ」で「一つの長~い名詞」を作っている点も、複雑な分詞の例と同様です。

つまり、関係詞と言うのは、「長~い形容詞」を作るためのものなのです。

大したことありませんね。

■2-4 前置詞ぜんちし+名詞

前置詞と言うのは、「~に」「~の」「~について」などの意味を持つ短い(殆どが)単語です。前置詞の後には名詞(または代名詞)を置きます。

前置詞の例:in、of、for、on、about、beforeなど

「前置詞+名詞」のセットは、主に形容詞、副詞として使用します。ここでは形容詞としての使い方を挙げておきます。

「前置詞+名詞」のセットを、他の名詞の後に置くと、形容詞となります。

例えば、前置詞[in](~の中で、~の中にいる)と名詞[the class](その教室)をセットにすると、[in the class](その教室の中にいる)という意味になります。

これを、[students](生徒達)という名詞の後ろに置くと、[students in the class](その教室の中にいる生徒達)となります。「その教室の中にいる」は、「生徒達」という名詞を修飾しているので、形容詞となっています。

例:[people in Japan](日本にいる人々)/ [the pen on the desk](机の上のペン)/ [a present for you](君へのプレゼント)

まとめ

 

  • to不定詞は、[名詞+to do]の形で使うと、「~するための」という意味の形容詞となります。
  • 現在分詞は[being / doing]の形を取り、名詞の前後にくっつけて形容詞にします。
  • 過去分詞は[been / done(その他)]の形で用い、名詞の前後にくっつけて形容詞にします。
  • 短い分詞は名詞の前、長い分詞のカタマリは名詞の後に置きます。
  • [関係詞+SV]は名詞の後につなげ、長い形容詞を作ります。
  • [前置詞+名詞]のセットは形容詞として使えます。

以上、一見難しそうな「○○詞」も実は単なる形容詞です、ということが分かれば、英語がぐっと身近になるはず。

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