実験A-90 リクエスト編㉟ 果物と血糖値シリーズ その8 ブルーベリー (｢´ﾟωﾟ)｢ ｱﾁｮー

この頃の 厄妄想を 入れ置きし 鉄鉢袋 今破るなり

戦国時代の騒乱に翻弄された富山城主、佐々成政の辞世の句でございますけども。

なんか凄味を感じるけども失礼ながらあんまりお上手とも思えない(ヾﾉ･∀･`)

まあでもこれよりはましですかね。

ひどい辞世と言えば真っ先に思い浮かぶ、四代目山田浅右衛門吉寛の作（とされるらしい）

蟋蟀や 地獄を巡る 油皿

「コオロギ」ですよ念のため。

何を思って生きればこの世に別れを告げるに際して油まみれのコオロギを思い浮かべるのか(；・∀・)

なんとなく「人生」って感じもしなくはないけど。

まあ、「山田浅右衛門」が何なのかを知ればこういう句も出てくるのかとか納得しちゃう面もなきにしもあらずなので興味ある方は調べて下さい。

すごいよ、なかなか ((（n;‘Д‘))ηｶﾞｸｶﾞｸ

浅右衛門は置いといて。

佐々成政と言えば—その波乱の人生も置いといて—こんな伝説がございます。

成政には早百合ちゃんというチョー美人のお妾さんがいたそうな。

ナリーはサユリに夢中のメロメロ♥だったもんで奥女中たちは日々うぉううぉうジェラシー(-_-メ)

ある日、このザコい奥女中たちがサユリに濡れ衣着せたれと、「サユリ、他の男連れ込んでまっせー」とナリーにチクりました。

これを真に受けてしまった神話的にアホなナリー、サユリを木に吊り下げてバラバラにしてしまったらしい。

やりすぎだぞ、ナリ― (ヾﾉ･∀･`)ﾔﾘｽｷﾞﾔﾘｽｷﾞ

そしてそれでも収まらんナリ―、どんだけ激情型なんってゆーかここまで来たら狂ってるかビョーキですけども、サユリの一族〆て18名ないし17名もついでに処刑してしまいました。

限度を知らんのか、ナリ―　щ(ﾟдﾟщ)

さて、ここで終わりだったらただのスプラッターでブドゥなお話しにはなりません。

こっからが重要です。

これ以降、事件現場とされる富山県は神通川流域の磯部堤に現れるようになったのですよ。

火に包まれた女性の生首。

おかしいけど。

なんかすごくおかしいけど。

それ「焼け首」じゃないのかとかものすごく思うけど。

これを「ぶらり火」と言いまして。

「早百合火」とも言うそうですが。

この件とは直接関係なさそうですがかの石燕先生も「ふらり火」として|дﾟ)ｶﾝｻﾂされております。

つ・ま・り。

今回のネタは「ぶらり火」がなまったとされる「ブルーベリー」だよという前フリでした。

しかるに宇宙刑事と言えば三部作だったらしいですがσ(ﾟ∀ﾟ )ﾄｳｼｭが覚えてるのは二つだけ。

「ギャバン」

と

「サリバン」

「シャリバン」だったような気もするけどそんな食事係みたいなヘンな名前よりサリバンのがいい。

宇宙刑事について思い出せるのは残念ながらこれくらいでむしろ衆愚政治についての方が色々思い浮かぶのです。

前回のメロン実験では「ゼノンのパラドックス」を紹介したので今回は「アビリーンのパラドックス」についてお話ししましょかね。

こんな感じの話です。

パパが家族に言いました。

「高知に『はりまや橋』を見にゆこうぞ」

家族全員内心どん引き。

「それ、日本最強クラスのがっかりスポットよね…」

でも声には出して言いません。みんながみんな、「他の人たちは行きたいに違いない」と思って反対できなかったのです。

そして誰も異を唱えないままたちまち旅行計画が出来上がり、やってきました『はりまや橋』。

( ｡-ω-)-ω-)-ω-) ｼｰﾝ･･･

( ｡-ω-)-ω-)-ω-) ｼｰﾝ･･･

( ｡-ω-)-ω-)-ω-) ｼｰﾝ･･･

( ｡-ω-)-ω-)-ω-) ｼｰﾝ･･･

( ｡-ω-)-ω-)-ω-) ｼｰﾝ･･･

静けさは人を殺しうるかなどと哲学的な思考に耽ってしまうくらい会話の弾まない旅行を終えて帰宅いたしまして。

徐々に日常生活を取り戻しポツポツ言葉を交わし始めたところ、実は誰一人、言い出しっぺのパパでさえ、はりまや橋などに行きたくなかったことが判明しましたとさ。

集団思考の一例、互いに空気を読みすぎたために生まれる悲劇の一つでございまして、衆愚政治によくある話とされております。

もう一つ、イソップ寓話の「ロバを売りに行く親子」なんてのもありますが、こちらは周囲の意見を素直にイチイチ聞いてたらひどい目にあっちゃった、てなお話しです。

だからってこんな話聞いて「空気読んじゃダメなのね」とか「意見聞いちゃダメなのね」なんて思うようならそれも救い難い愚者の証なのでσ(ﾟ∀ﾟ )ﾄｳｼｭ的に正しい思考と行動の規範を授けようじゃありませんか。

一、自分とσ(ﾟ∀ﾟ )ﾄｳｼｭだけを信じなさい。

一、そしてそれを誰にも言わない。

以上。

で例によって読者の皆さんの大半はもう何の話なんだかすっかり分からなくなってきてると思うので不本意ながら確認を入れますと、

ぶらり火→ブルーベリー→宇宙刑事→衆愚政治

とライムしながら続いてきたのですよ。

でこの後ルーク・ベリー→トムとジェリー→ハックルベリー→ヘイル・メリー→まだまだあるぞ→と話をつなげる予定でしたがこれまた例によって飽きてきたからやめることにします(´∀｀*)

ベリーだ。ベリーが今回の主役なのだ。植物の話をしよう。

ブルーベリーそのものは出てこないけどシェイクスピア先生の作品にはストロベリー、マルベリー、ドッグベリー、グズベリー、ビルベリー、ブラックベリー色々なベリー類が登場します。

このうち一つは仲間外れなんでクイズとしましょう。分かった方はσ(ﾟ∀ﾟ )ﾄｳｼｭまでメッセージを。最初に正解した方にはブドゥ党グッズをお送りします。

では今度こそ本題。

「冷凍ブルーベリーをよく食べるのでσ(ﾟ∀ﾟ )ﾄｳｼｭに実験して欲しい」

という主旨のリクエストいただきました。

冷凍ならいつでも手に入りますから簡単です。

早速やってみました。

炭水化物14ｇ/100gとあるけど糖質は10ｇくらいらしい。

ということでこれも300ｇ。糖質30ｇで揃えてるのはこれまでと一緒です。

解凍して食べましたよ。凍ったままだと何かとややこしいから。

フレッシュなブルーベリーは嫌いではないけど（好きでもないけど）、解凍ブルーベリーはσ(ﾟ∀ﾟ )ﾄｳｼｭ的には(´ﾍ｀；)ｳｰﾑ…….

ストレートに言えば「マズい」

ヨーグルトとかに混ぜてあったら気にならないと思うんですけどねぇ。

なんかべちゃぁとしててむちゅぅとしてて中途半端に甘くて(´ﾍ｀；)ｳｰﾑ(´ﾍ｀；)ｳｰﾑ(´ﾍ｀；)ｳｰﾑ

それが300ｇ。

予想してたより辛かった….

で血糖値の方ですけど、皮ごと食べてるわけですから、多少は上昇緩やかになるかなと予想しておりました。

さてどうなったでしょうか。

★血糖値(mg/dl)

• 空腹時：78
• 30分：110
• 60分：96
• 120分：75

ふぬ。あまり上がってない。メロンっぽいなと思ったら↓

ほぼ同じ感じになりました。最強のブドウと比べますと…

やっぱ果物によって違うのね。個人差は当然あるでしょうけども。

はい、全部のせ。一番下の青いのがブルーベリー。

前回同様、ピークまでの上昇分だけのグラフも作っときました。

ブルーベリーに限らず他のベリー類もさほど甘いものではないので、少量食べる分には特に気にしなくていいかな、というのがσ(ﾟ∀ﾟ )ﾄｳｼｭ的感想です。

他のベリーも実験すべきなのは分かってますよ分かってますけども、多少の類推はｵｯｹｰ☆⌒d(´∀｀)ノってことにしてるんですー。

だってベリーってものすごくたくさんあるんだぞ。

「ブルーベリー」も総称だぞ。これだけでも数え切れんくらい種類あるんだぞ。

というわけでベリー実験はこれ以上のリクエストは受け付けません(´∀｀*)

どうしてもやれと言うならいきなり送りつけて下さい。気が向いたらやります。

では本日のエンディングテーマ…の前に。

σ(ﾟ∀ﾟ )ﾄｳｼｭが生まれるちょうど9か月前に亡くなった大御所詩人Berrymanのお言葉を二つお送りします。

“That is our pointed task. Love & die.”

私たちのなすべきこと。愛することと死ぬことだ。

“I am so wise I had my mouth sewn shut.”

私はとても賢明だからね。口を閉じて縫い合わせたんだ。

— John Berryman

ほなさいなら。

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