実験A-23 (リクエスト編②) 冷たい麺類を食べて血糖値計るぞシリーズ9 冷製パスタ(油&麺のみ編)
ヘンなスパイラルに入ってしまった冷製パスタ実験でございますが….
これまでの流れを簡単に述べておきますと、
1. 普通に冷製パスタ作って食べた(生ハム、オリーブオイルなど具入り) → 血糖値あまり上がらなかった
2. 冷製パスタを麺単体で食べた → 長時間に渡って血糖値爆上がり
でしたね。
なんでそうなるのだろう?オリーブオイルつまり「油」が血糖値の変動に関係あるのだろうか?
油と言えば、ブドゥ党員ならまず考えなければいけないのが妖怪「油すまし」でしょう。
「天草島民俗誌」によりますと、
草隅越という峠道を、老婆が孫を連れて通りながら「ここにゃ昔、油瓶さげたん出よらいたちゅぞ」と孫に話していると、「今も出るぞ~」と言いながら油ずましが現れたという。
その後どうなったのか?
それ以前に「すまし」って何なのだ?
このようにあらゆる角度から詳細に検討を重ねたものの、党首には油すましとパスタ食後の血糖値との関連性が見いだせなかったのです。
なので次に、妖怪「油取り」を考察してみました。
この画像は「隠し神」のものでありまして油取りそのものではありませんが、油取りは隠し神の亜種であると考えられます。
皆さま既にご存知のように、油取りは明治時代に東北地方に出没したとされる割とモダンでハイカラな怪異でございます。
しかしこやつ、子どもをさらって油(脂だろ)を絞る、という党首ちょっと引くくらいエゲつないバカ野郎さんでございまして。
山形県の伝承では、「特に女の子からは良い油(だから脂だろって)が搾り取れるから狙われやすい」とのことです。党首σ(゚∀゚ )ピンチ!
人間からアブラ絞ってどうするんだろうとか人間のアブラのクオリティがどうとか良いアブラだったら何なんだろうとかツッコミたいところがありすぎるのですが、これまたどうやらパスタとは関係がなさそうだということで決着しました。
とうしゅってあたまいいなぁ ・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・
この難題を解き明かすべく党首が次に研究したのが妖怪「油坊」でございます。
油坊は種類が多いのでかなり厄介でございますが、古いものでは「今昔物語集」では「灯油取り(あぶらとり)」としてこんな話が語られています。
延喜時代、仁寿殿の灯油が毎晩パクられていたので、公忠というパシリ君が見張りに立たされることになりました。
ある晩、灯油がひとりでに宙へと浮かび上がっているのを見た公忠君、「ヮ(゚д゚)ォ!イリュージョン!」と思わず叫んでしまいながらも、宙に向かって華麗なトビゲリを入れました。
灯油の逆バンジー現象は収まりましたが、自分の足の爪が剥がれちゃったので公忠けっこうブルー入ったとな。
まあ、他の話も大枠では似ておりまして、アブラ関係の人が死んで怪火とかオバケとなってすったもんだ…みたいな感じです。
上の画像は江戸時代の「古今今昔物語評判」に登場する「油盗人」でございます。
強引にまとめてしまえば「アブラを盗む妖怪」ってなことになるのですがね。
そんな怪異を起こせるならわざわざ人間からアブラを盗む必要ないんじゃないだろうか?
とか
なんで妖怪ってそんなにアブラ好きなの?とか
「油坊」は滋賀県に伝わる、アブラを盗んだ坊さんが死んで化けたものなのですがね。
それと
深海に棲むお魚のアブラボウズとはどう関係するのだろうか?
とか
まあまあ似てる「バラムツ」食べたら大惨事(ラード事件参照)になるのに、アブラボウズはとても美味しいのは何故だろう?
とか
もう党首にしか(ヾノ・∀・`)ムリムリってくらい緻密で高精度な考察を重ねたのですが、やはり油坊とパスタの関係はかけらも見いだせませんでした。
つまりこの件に限って言えば、妖怪は無関係だと言えるのです(ノД`)シクシク
※画像は全てwikipediaから拝借しました。ありまとうヽ(°▽、°)ノエヘヘヘヘ
でこの辺で読者の皆さまは、なんでこんなに延々とムダ話を読まされてるのか、だんだん腹が立ってきてるんじゃないかと思いますが。
党首はそんな人々の心の余裕のなさがむしろ心配なのでして、愛のムチをふりふりするためにここからさらに続けようと思います。
修行と思って一字一句飛ばさずに読んで暗記して下さい。いずれ党員試験に出ますから(ヾノ・∀・`)ナイナイ
と思ったものの。
党首もだんだん飽きてきたしネタも尽きてきたのでここからパスタの話に戻します。
ということで今回は、
3. 「冷製パスタにオリーブオイルと塩のみをかけて食べる」実験です(全部別々の日に計ってますよ)。
茹でて水で冷まして氷でしめて、オリーブオイルたっぷりと塩少々で味付けしたパスタでございます。
塩だけの素パスタよりはちょっと食べやすかったですけど、あんまり美味しいものでもございません。
もちろん食べる量は毎回同じ。乾燥状態で130g、糖質量およそ90gでございます。
◆オリーブオイルと塩だけのパスタ、血糖値は?
★血糖値(mg/dl)
- 空腹時: 80
- 30分: 98
- 60分: 121
- 120分: 115
- 180分: 133
- 240分: 124
- 300分: 105
- 360分: 103
すごいでしょ。
6時間まできっちり計った党首もすごいでしょ。もっと褒めて。
血糖値は上昇してはいるものの、かなり抑えられてます….
同じ冷パスタどうし。油なし(赤)と油あり(青)では雲泥の違いがありますねぇ。
油(ここではオリーブオイル)が血糖値の上昇(つまり糖質の分解・吸収)を抑制しているのは間違いなさそうです。
がしかし。
ここで論理必然的に大いなる疑問が生じるわけですよ。
前回も掲載した、油ありの温と冷のグラフ。冷のほうは第1回目のパスタのもの。
①油ありの温パスタ → めっちゃ上がる
②油なしの冷パスタ → めっちゃ上がる
③油ありの冷パスタ → そんなに上がらない
油が糖の吸収を抑制しているのであれば、①では上がらないはず。
冷えていることがポイントなら、②では上がらないはず。
ということは、前回の党首の仮説どおり、
「油+冷え」だから上がらない
となってしまうではありませんか( ☉д⊙) ポカーン
冷製パスタについては、
・油だけじゃダメ
・冷えてるだけじゃダメ
でも「油+冷え」なら血糖値上がらない
な・ん・で?
これに答えられる人はいるのだろうか?
ナゾが深まっただけじゃないか…..((유∀유|||))
いつか誰かが解明してくれると思うのでこの話はここまで。
ちょっと違う角度で見てみましょう。
どちらも油たっぷりの冷パスタです。緑が第1回目のもので、生ハムなどが入ったフル装備パスタ。
青は今回のもので、パスタとオリーブオイルのみ。
同じ量のパスタなのに、フル装備とオイルのみで、血糖値の上昇に差があることはあるのですね。
ではフル装備パスタに何が入っていたかと細かく言いますと、
- 生ハム(ハモンセラーノ): タンパク質も血糖値の変動(糖質の分解・吸収)に影響を与えそうですが、これについて別途実験の必要があるでしょう。
- レモン汁: 上のグラフの温パスタにも入ってます。党首基本何にでもいれます。血糖値に関係するとは思えません。
- 大葉: うどん、素麺実験ではもっと入れてました。血糖値上昇を抑制する作用はないと思います(大量だったらどうかしりませんが)
- 物体X: さて、これが問題です。血糖値の上昇をある程度抑える作用があると、どこかでチラ読みしたことがあるのを思い出しました。
今回の実験で、もし血糖値がそんなに上がらなかったら、油よりも物体Xがポイントなんじゃないかと想像していたのですよ。
だって「油と冷え」の二つの条件が重なることでこんなに大きな違いが出る、とは考え難かったから。
今回は物体Xさんなしでしたけども、血糖値はそれほど上がらなかったのですから、「油」はポイントの一つだということは判明したわけです。
でも、初回と今回とでも差があります。物体X氏も何かしてるんじゃないかと思うのです。
調べてみないとダメですよねぇ、物体X(´◉◞⊖◟◉`)ねʓ
では恒例(?)のPollいっときましょ♪
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