実験A-26 脂質・タンパク質と糖質その2:脂質と糖質を一緒に摂ったら血糖値はどうなるか?ラードとご飯を闘わせてみる



前回の実験では、(党首の体内では)タンパク質は糖質を摂った後の血糖値の上昇・下降に全く影響を与えないことが判明いたしました。

実験A-25 脂質・タンパク質と糖質その1:タンパク質と糖質を一緒に摂ったら血糖値はどうなるか?大量のかつお節はご飯に勝てるのか?

となれば、

肉とご飯を一緒に食べたら、急激な食後高血糖が抑えられる

の犯人は…

アブラ

の可能性が高いですね。

ええ、容疑は他にもありますから。

党首を激しく困惑させた上にお宮入りすることになった一連の冷製パスタ事件。

ここでもアブラが関与している疑いが濃厚なのです。

そしてアブラと言えば、情熱と痴情の宗教団体✞秘密結社ブドゥ党✞党首としては世界中で広く使われている愛の呪文、アブラカダブラとアブラ犯人説の関連について説明せざるをえないわけです。

最近聞きませんけどね(;´Д`)

党首の行った前世退行催眠によると、アブラカダブラという呪文を最初に用いたのは、

ローマ帝国セウェルス朝の第二代当主にして「人類共通の敵」と呼ばれ恐れられた暴君、ルキウス・セプティミウス・バッシアヌス皇帝、通称カラカラ帝!

ではなくて、カラカラ帝付きの内科医であったセレヌス・サンモニクスであります。

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サンマニクシサンモニクスはこの呪文を↑のように逆円錐形に記して病除けの御守りとし、カラカラ帝に身に付けさせたそうな。

むちゃくちゃな暴君のわりには病弱だったらしいΣ(゚Д゚;エェッ!

そしてアブラカダブラの意味を知る人は決して多くないと思われます。

意味については諸説ありまして「私の言うとおりになる」または「消えてなくなれ」あたりがメジャーなようです。

一見ぜんぜん逆っぽいやんと思えなくもないですが、病に対応するための呪文と思えばどちらもそれなりに意味をなしております。

例えば、糖尿病の人に「ご飯いっぱい食べてねー♪バランス♥バランス♥」と指導する内科医や栄養士さんたちは心の中で「アブラカダブラ」してるわけです。

「合併症起こして長く付き合ってね☠」

が彼(女)らのアブラカダブラ。いずれ思い通りになります。

逆に、「糖質控えたらたちまち解決しますよー♡」という指導をする人々もアブラカダブラしてますね。

「高血糖なんて消えてなくなれー」

「合併症なんて消えてなくなれー」

ですね。これもなくなりますね。

同じ呪文でも使い方次第ってことです。

で、ここまでアブラカダブラについて緻密な考察を重ねてきて党首は( ゚д゚)ハッ!としたのです。

どう考えてもアブラ犯人説と関係ないな(・д・)チッ

と。

なにもなかったことして実験にうつりましょう。

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はい。再び登場の光り輝く高級ラード。

党首とこのラードとの闘いは伝説になっておりますので知らない方は必ず読みましょう。

実験A-18 タンパク質や脂質でも血糖値が上がる?その3 限界超えてラードを食べたら血糖値は上がるのか?

既に読んだ方も必ずもう1度というか100回でも1000回でも読みましょう。

そしたら党首がここでまたラードに挑戦するすごさが分かるってものです。

あれ以来、ラード見ただけで全身の毛穴からヾ((( ..ºัั ∇ºั..)))ノ油脂汁ブシャァアアア▁▂▃▅▆▇█▓▒しそうになるのですよ。

でもそんなこと言ってたら実験できませんし(ヾノ・∀・`)ムリムリ

別にラードでなくてもいいのでしょうけど、ご飯にかけて食べられそうなアブラと言えばラードくらいしか思いつきませんし。

だって。

オリーブオイルとかごま油ご飯にかけて食べるのは絶対イヤだし。

ふだん使わない他の油わざわざ買いにいくのも面倒だし。

へっと(牛脂)はラードよりキツそうだし。

なのでラード。

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タンパク質が30gだったので脂質も30g。ラードは100%脂質ですからそのまんま。

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鍋で溶かしてご飯にジュッ!ご飯はかつお節実験の時のと全く同じもの、250gです。

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少し醤油を垂らしまして満遍なく混ぜておきましょう。

(∩´∀`)∩ワーイ ラード飯やぁ~

って食べたことないわそんなのっ!!

てゆーか、タンパク質が影響ないって分かってるんだから、別にラード飯でなくても普通に肉とご飯食べても同じことなんじゃないの?とか思いましたけど。

一応、実験だし(´Д⊂グスン

アブラだけの影響を調べるべきだと思うし(´Д⊂グスン

まあいい。実食。

(;´∀`)…うわぁ…

(;´∀`)…うわぁ…

(;´∀`)…うわぁ…

(;´∀`)…うわぁ…

なかなかきっついなぁ…

若い頃だったら喜んで食べてたと思うんですけどねぇ。

このラードは普通のものと違っておいしいものだけに余計にご飯にかけるとキツい。

濃いのよなぁ。風味が。とても(´Д`)ハァ…

40過ぎたおっさん乙女の食べるものじゃないよなぁ….

あぅー。

ふるさとに帰りたいなぁ…って生まれも育ちも京都か…党首ふるさとないのよなぁ…

あるとすれば党首が生まれた人間界のひずみか、はたまた天界か…

しかしなかなか減らんよなぁこいつ…

頑張ってもぐもぐしてるんだけどなぁ…

そう言えば何回か前の過去世で激しく争ったアブラクサスは今頃どこで何してるのかなぁ。

Abraxas,_Nordisk_familjebok

あいつも一応神だったよなぁ確か…

ん?

またアブラ ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

もうほとんど夢遊病ですけど必死に意識をあちこちに飛ばして食べきりました。

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ごーちーそーさまーヽ(`Д´)ノプンプン

さて、計りますか…

◆実験 ラード30g+白米飯250g(糖質量80-90くらい)

★血糖値

  • 空腹時: 80
  • 30分: 126
  • 60分: 134
  • 120分: 147
  • 180分: 118
  • 240分: 95
  • 300分: 86

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ふむ。やっぱりね。

犯人はアブラってことでよいでしょう。3時間値までを比較してみます。

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黄色がご飯のみ、赤がにゃんこ飯、緑がラード飯です。ご飯の量は全部一緒。

思っていた以上に血糖値の上昇を抑制するんですねぇ。

とりあえず、

糖質と同時に摂取した脂質は、食後血糖値の上昇をある程度抑制する

は党首的には真なわけです。

となると、ここでまた別の疑問が湧いちゃうのですよ。

当初は「ご飯だけ」「にゃんこ飯」と比較するためだけの実験だと考えてたので3時間値までしか計らないつもりでしたけど、「だらだら高血糖」になる可能性もあるぞと思って5時間計ることにしました。

ところがご覧のとおり、だらだらせずに収束しちゃっております。

ということは、食事開始から5時間で糖質の処理は完了してるってことになりますよね?

黄色のグラフ、米飯のみのものですが、3時間までしか計ってないけど、この下降具合から推測すれば同じように4-5時間以内に全て完了しているはず。

同じ糖質量なのに、米飯のみでは大量の糖質が分解吸収され、ラード飯ではそうはなっていないと。

ラード飯の糖質はどこへ消えたのだろう?

これが冷やご飯やα-GIなどだと、一応の説明はつけられると思うのですよ。

冷やご飯だったら、

「デンプンの一部が難消化性となる」※

α-GIなら、

「小腸での二糖類→ブドウ糖への分解を阻害する」→「そもそも小腸で吸収されずに大腸に流れる」

というお馴染みのアレですね。

小腸での吸収を免れた糖質は、大腸で細菌たちに分解されたり、そのまま排出されたりするのでしょう。

いずれも「そもそも消化吸収されない」パターンですね。

※あくまでも「一応の」ですよ。冷やご飯についてはこれでは説明が苦しい部分もありますから。詳しいことは冷やご飯実験読んでね。

ところが党首、寡聞にしてアブラについてはそんな話を聞いたことがございません。

せいぜい言われるのは、

「アブラが糖をコーティングして消化吸収を遅らせるのだ」

というもっともらしいのかマユツバなのかよく分からない説明くらいです。

でもこれが真だと、「糖質の消化吸収が遅れないといけない」わけでしょう?

だったら「だらだら高血糖」が数時間続くはず。

でも上のグラフではそうはなってません。

アブラがα-GI的に働いているように見えてしまいます。

ナゾです。

新たなナゾです。

でも党首の関心は理屈よりも「自分にはどうか?」ですのでこれ以上は考えないことにします。

考えたって答えでないし、でたところで合ってるかどうか分からないし、そもそも党首は宗教家だから呪術的思考で生きてるし♪オバケェ~ヘ(゚д゚ヘ))))))~

ということで科学的思考で生活されていらっしゃる学者さまお医者さま研究者の皆さま。

党首ならびに全てのlay peopleの代わりに考えて答えを出して下さいな。

★党首のギモン

  • ① 「脂質が糖質の分解・吸収を妨げる」は正しいですか?
  • ② 「タンパク質は糖質の分解・吸収に影響しない」は正しいですか?
  • ①が正しいとすれば、その仕組みを生化学的に正しく説明して下さい。
  • ②が正しいとすれば、なぜタンパク質は影響しないのかを教えて下さい。

もしこれが専門家の皆さまの間では周知の事実で、素人が知らないだけってことでしたらごめんあそばせ オホホ!γ(▽´ )ツ

☆党首の心意気、買った!

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実験A-26 脂質・タンパク質と糖質その2:脂質と糖質を一緒に摂ったら血糖値はどうなるか?ラードとご飯を闘わせてみる” に対して4件のコメントがあります。

  1. 糖質制限6年男 より:

    党首殿

    いつも体を張った実験の数々、大変楽しみに見ております。
    ありがとうございます。

    さてはじめてコメントさせていただきます。
    53歳男、かつてHba1c10ぐらいまで上がりましたが糖質制限で正常値に下がりました。
    今は毎日糖質の毒を世間に知らしめるべく布教活動に励んでおります。

    さて、今回の脂質と血糖上昇についての疑問についてインクレチンの作用から仮説を立ててみました。

    ご存知と思いますがインクレチンは腸管から分泌されるホルモンでインスリン分泌を促進します。
    インクレチンの分解を抑え効果を持続させる薬がDPP-Ⅳ阻害薬ですね。
    調べたところによるとインクレチンは糖質・脂質の摂取で分泌されタンパク質では分泌されないかされても弱いとありました。
    (ただし脂質・タンパク質の種類にもよるので一概には言えないようですが)
    さらに脂質の摂取で過分泌されるとの記述も見つけております。

    インクレチンのインスリン分泌作用は用量依存的とのことですので脂質を一緒に摂取するとその脂質分インスリンの分泌が促進されます。
    糖質だけのときよりインスリンの分泌が増えるってことですね。
    その結果血糖値のピークは下がり血糖上昇がだらだら続くこともなく収まることが説明できます。
    ただし血糖値こそ上がらないにしろ摂取した糖質は組織に取り込まれるわけですからやはりいいことではないですねえ。
    従いましてタンパク質摂取の際にインクレチン分泌が増えないのだとしたら、糖質+タンパク質で血糖上昇が抑えられないことも説明できるわけです。
    (あくまで仮説ですので本当かどうかは分かりませんが…)

    とはいえヒトの体も大変複雑にできているようで、血糖値と各種ホルモン(ミノとかレバーとかシマチョウとかじゃないですよ)の関係についてはぜひ下記にあります鹿児島大学 納先生の健常人における血糖測定結果をご覧になるといいです。

    http://www5f.biglobe.ne.jp/~osame/shiminn-igaku-kouza/tounyobyo/1peiji-tounyoubyo.html

    それでは引き続き実験頑張ってください。

    私も自己測定可能ですのでお手伝いが必要な時はお声掛けください。

    それではお元気で

    1. azukiaraiguma より:

      コメントありがとうございます♪

      なるほど~。

      アブラ多め→インクレチンどばこん→インスリンどばどばこんこん→血糖値上昇を抑制

      説明の一つとして使えますね(´∀`)bグッ!

      納光弘先生、お名前は存じておりますがサイトは初めて拝見しました。興味深いです。

      測定器お持ちのとことですので、また何かお手伝いをお願いするかもしれませんが、その際はよろしくお願い致します。

  2. 鷹羽 ひとみ より:

    体を張った血糖値測定実験いつも尊敬と感謝しております。
    さて、油が糖質の消化吸収を遅らせるのか?それならば何故だらだら高血糖が続かないのか?という疑問ですについて考えてみました。私は境界やや踏み越え糖尿人かつ素人なのであくまで憶測ですが、党首の場合インスリンは正常人より遅れて分泌されるはずです。そのため、ゆっくり吸収された糖質には十分インスリンが追い付いて五時間もたてば収束されるのだと思います。どうでしょうか?

    1. azukiaraiguma より:

      コメント♪♪♪ d(`Д´)b♪♪♪サンキューでーす。

      ご考察いただきまして党首まことにうれしゅうございます☆

      党首の根本的なギモンは、

      「なぜアブラと一緒に摂ると糖質の分解吸収が遅れるのか(遅れているとすれば、ですが)?」

      なのであります。

      そもそもなんで糖質がゆっくり吸収されるのか、アブラはどう関係しているのか、って点ですね。

      アブラが先に分解・吸収されるから?

      アブラと混ざってしまった糖質には消化酵素が働きにくくなるから?

      消化されなかった一部のアブラと一緒に、糖質の一部が大腸に流れちゃう?

      それとも、糖質の消化吸収は遅れてはおらず、 インスリンの放出量やパターンで説明できるものなのでしょうか?

      この場合、他の方のコメントにある「インクレチン→インスリン放出増」は説明の一つとなりそうですね。

      あちこちで色んな説を出していただいております。面白いですねぇ( ̄ー ̄)bグッ!

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