学校英語につまづいた方へ まずは前置き
まずはだらだら喋ってみましょう。いやなに、いつものことで(笑)
私、毎度お馴染みの秘密結社ブドゥ党の党首ことσ(゚∀゚ )トウシュでありますが。
世を忍ぶ仮の姿の1つとして、英語講師をしております。
他にも色々やってたりやってなかったりするので長年の友人たちからも「あんた一体仕事なんなん?」とかよく聞かれますけども。
ええ。間違いなく「英語講師」として世を欺き続けておりますとも。
ただね。
英語と言ってもやや特殊な分野でして。
海外の大学や大学院に留学するための入学試験がいくつもありまして。
簡単なところで言うとTOEFL(トーフル)なんてのは聞いたことある人も多いかと思います。これは入学試験以前の単なる英語力判定試験ですが。
そのうちの1つ、GMAT(ジーマットと読む)という試験の受験対策専門の予備校的なやつを長年やっておったわけです。
GMATというのはビジネススクール(経営大学院)の入学試験です。MBA(経営学の修士号)取りにいくとこね。バスケちゃうよ。
なのでお客さんはほぼ100%、20歳代後半から30歳代前半、誰でも知ってる有名な大学を出て、誰でも知ってる有名な会社にお勤めの方ばかりで。
「英語」を教えるんじゃなくて、「英語で作られた試験問題の解き方」を教えるのがお仕事でした。
楽と言えばとても楽なんですよ。
みんな英語かなりのレベルで出来るし、何より受験が得意な人たちばかりですから。
その反面、「σ(゚∀゚ )トウシュの英語を教えるスキル」は改善どころかそもそもそんなのないな、ってことに気づいたりもしましてね。
そんな感じでおんなじようなことを20年以上続けてきまして、いろいろ思うところありまして、「フツーの英語」を教えるための修行を始めたのが数年前。
「本気の人だけ募集します」という面白いとある英会話学校で講師をやらせてもらうことになったのです。
そこではこれまでと全く違う、実に様々なお客さんと接する機会をいただいておりましてね。
英語のレベル、理解力、志向性、学習の目的などなど、実に多様なのですよ。
当たり前っちゃ当たり前なんですけどね。
ただこれ、σ(゚∀゚ )トウシュの知らない世界。
「英語が出来て当たり前 → 海外の一流大学院に入学するにはどうすればよいか」
の世界から、
「be動詞とdo動詞の区別もつかない」← けっこう多い
という世界に入ったσ(゚∀゚ )トウシュの戸惑いと不安は二つ我にあり。
しかも区別つかないどころか、いくら説明しても理解できない人もいる。
その場では理解できても(たぶん)、全く応用効かない人もいる。
さあ困った困ったこまどり姉妹…ってことでここからσ(゚∀゚ )トウシュの奮闘が始まったのです。
(長くなりすぎるんで中略)
でね。だんだんわかってきた。
なぜbeとdoの使い分けができないのか
なぜ文には主語と動詞が必要だと何度言っても動詞を飛ばしてしまうのか
なぜ文法用語にアレルギーを持つ人が多いのか
実は英語(が出来る人)に憧れてる、分かるようになりたいな、使えるようになれればいいのにな、と思いつつも挫折してしまう人が多いのか
それは、「全体が見えてない」からだ。
「到達点が見えてない」と言い換えてもいいかもしれない。
要するに、多くの子どもたちは、「何のために」「どこがゴールか」を全く知らされないまま、退屈な英文を読まされ、「日本語に訳せ」とか意味不明なことをやらされ、時折訳の分からない文法事項を説明され…
こんなんでは興味も湧かないし、一旦つまづいたらそこでお終いになるのも無理はない。
ついていけなくなってもフォローは入らないし、そもそもフォローを求める気もしないでしょう。
「何のためにやってんだか分からない」のですから。
そしてどんどん取り残されて、ますます英語が苦手になり、さらに遅れて、という分かり易い悪循環が完成します。
英語が苦手な人は思いだしてみてくださいな。
「動詞の変化を覚えましょう。原形→過去形→過去分詞…、doはdo → did → doneですよー」
なんて言われたでしょう?
で、この時に「過去分詞」って何なのか、どういう時に必要になるのかって説明されましたか?
恐らく、多くの人はされてないはず。
問題はこれだと思う。
意味分からんまま「覚えろ」と言われても、覚える気がしなくて当然ですわな。
そしてこのパターンをそのまま踏襲して、より複雑な文法項目、例えば「現在完了」なんかを説明しちゃうわけですよ。
「え、現在完了というのがありましてー、完了・継続・経験・結果、の四つの用法がありますー」
なんて言われても、( ゚Д゚)ハァ?でしょ。
「現在完了」とか「完了形」などという何のイメージも湧かない言葉をいきなり言われたって誰も興味を持たないのですよ。
そうじゃなくて。
「日常の会話では、『もうお昼食べちゃった』とか、『朝からずっと頭が痛い』とか、『あ!その人会ったことある!』みたいに、今知ってる現在形、過去形、未来形の動詞ではうまく表現できないことってしょっちゅうあるでしょ?そういう時に使える超便利な動詞の使い方があります」
ここから始めたらいいんじゃない?
実際、会話では完了形は欠かせません。むしろ一般論とか習慣的なことを述べる時に使う「現在形」の方が出番少ないくらいです。
I buy the book.
なんて言いませんから(ヾノ・∀・`)
みんなの嫌いな「仮定法」なんてのも英語話す時はしょっちゅう使いますよ。
これら普段当たり前に使う、むしろなかったらどう言えばいいんだレベルの英語表現を、試験のために覚えるべきこと的な教え方をするから英語が苦手になる人が後を絶たないのだと思います。
ということで。
σ(゚∀゚ )トウシュ、学校英語につまづいてしまった皆様のために、「先にそれを知るべき理由」を説明してから、文法について解説してみようと思います。
英語の文法ってそれ自体はとても単純なのが多いので、実は全然難しくないのですよ。
「知るべき理由」つまり「理解して覚えて使いこなせるようになるまで練習するモチベーション」さえあれば、英語なんて簡単です。
なのでσ(゚∀゚ )トウシュは皆さんにモチベーションを与えるために、しつこくねちっこく手を変え品を変えてくどくど説明します。
英文法はシンプルなんですが、英語が苦手な人にはシンプルに説明しても無効どころか逆効果だと経験上感じています。
σ(゚∀゚ )トウシュのネチネチ解説が皆様の英語マスターの一助となりますよう、頑張ってみましょう。
[注意事項]
- 学校英語で習う「英文法」を理解してもらうための解説です。
- 「一定の難しさの英文を読めるようになること」を最初のゴールにしておきます。
- 説明を読んで分からないところがあっても、そこで諦めずにどんどん読み進めてください。最後まで読んだら何となく全体像が見えてくるので、そこから最初に戻ってもう一度読み直してください。これを何度も繰り返すうちに英文法って簡単じゃーん♪になっていきます。
- 分からないことがあれば質問して下さい。できれば、どこがどう分からないかを教えて下さい。
- 中学高校で習う文法項目の重要な点は全て解説します。習わないことも盛り込むかもしれませんがついでに覚えてください。学校のカリキュラムなど無視。とにかく全体像を掴むことが大事なのです。
- とにかくおおまかなルールを理解して覚えましょう。細かい点は後回しでOKです。
ではぼちぼち参りましょう☆
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