vol.3 英語の文の作り方その2 パーツの組み合わせ方



今回のレッスンでは、前回完璧に覚えてもらった四つ+一つのパーツ、S、V、O、C、(M)の組み合わせ方についてお話しします。

これらの組み合わせの基本的なパターンが五つあるので、「基本五文型」と呼ばれます。

この呼び方はσ(゚∀゚ )トウシュの気分的には別にどうでもいいのですが、文法用語も併せて覚えると今後の理解が楽になるので、できれば覚えておくとよいでしょう。

言葉の学習はひたすら積み重ねなのです。

で、文型と言いますと、まあ大抵の文法書で最初に説明されているものでして。

私も記憶ありますけど、それ自体が難しいものでもないせいか、「ふーん。それは分かるけど、それがなんなの?」で終わってしまうんですよね。

そして文型の重要性に気付かないまま、色々ややこしい細かい文法事項を習わされて、なんか分かったような分からんような…

とにかく試験前にはこんだけ覚えればなんとかなるだろう、で乗り切ってました。

英語の成績はずっとよかったんで、自分は英語けっこうできるんだと思ってたんですけどね。

後で気付いたんですね。

アメリカの大学に進学しようとして、TOEFL受けた時にね。

あ。σ(゚∀゚ )オデ 英語ぜんぜんわかってなかった…

って。

詳しい話は端折りますけども、今ならσ(゚∀゚ )トウシュはこう言います。

「英語で一番大事なのは文型だからね」

と。

vol.1でお見せしたように、英語というのはレゴブロックみたいなもので、単純なパーツを組み合わせたものを互いにくっつけて、無限と言ってもいいくらい複雑な文を作ることができるようになってます。

ちょっと難しめの文を紹介しますと、例えばこんな文を作れます。

Depressed by the recent accident in the experiment that was conducted by the Institute’s biochemical research groups, the head of the research department said that had they been able to continue to study the effect of chemical pollutants, the researchers at the Institute would have found that, in virtually all types of tissue in every animal species, dioxin induces the production of enzymes that are the organism’s trying to metabolize, or render harmless, the chemical that is irritating it.

これ、一つの文ですよ。

ひかれても困るので、この文をどう読むかについては今はやりませんけども。

色々な文法項目を盛り込んでいるので、文型の知識だけでは読み解けませんが、文型をちゃんと理解していれば、この文は単純化すればSVOの文だな、とすぐに分かるようなります。

これから学ぶ様々な文法項目も、文型がしっかり頭に入っていれば、スムーズに理解して覚えることができるようになります。

なので文型は全ての土台、基本の中の基本、キングオブエーブンポーだと思って崇め奉って下さい。

前置きは以上です。

英文の五つの基本パターン

  1. S+V(+M)
  2. S+V+C (+M)
  3. S+V+O (+M)
  4. S+V+O+O (+M)
  5. S+V+O+C (+M)

五つしかないのでチョロいもんです。

日本では上から順番に第一文型、第二文型…と呼ぶことになっているので、一応この順番で覚えておくとよいかと思います。

Mは例えば「今朝早く」とか「学校の行く途中で」など、文の意味を補足する言葉になるので、どのパターンにも入る可能性があります。

というか大抵あります。

ただ、なくても意味的に問題なければ入りませんので、必須パーツとはみなされていません。

最後のSVOCだけはちょっと複雑なバリエーションがありますが、基本パターンは難しいものではありません。

他は全部単純そのものです。

では順番に見ていきましょう。

なお、「名詞」「形容詞」などの品詞については文型の後で説明するので、分からない場合はスルーしておいて下さい。

Mにもたくさんの種類があるので、今のところは参考程度に見ておいて下さい。

1. 第一文型:S+V (+M)「ここで待ってるよ」I’m waiting here.

  • 主語と動詞だけで出来ている文がこれです。
  • Sは名詞です。
  • Mがないと意味的に不完全なケースが多々ありますが、なくても意味を成しているものも多いです。

(1) S+Vの例

  • メロスは走る Melos runs.
  • 鳥は飛ぶ Birds fly. (鳥は飛ぶものです、的なニュアンスです)
  • 花は咲く Flowers bloom.
  • 私勉強しますよ。I study.

(2) S+V+Mの例 太字がM

  • メロスは速く(ゆっくり)走る Melos runs fast(slowly).
  • 鳥は空高く飛ぶ Birds fly high in the sky.
  • 花は春に咲く Flowers bloom in the spring.
  • 私は頑張って勉強する I study hard.

there構文もこの一種です。There is / are…の語順で使いますが、これらは

A dog is there. 「犬がそこにいる」

The students are there. 学生たちがそこにいる。

というS+V+Mをひっくり返したもの(倒置と言います。かなり後で説明します)です。

これらの文では、is/areは「存在する」という意味で、thereが「そこに」という意味のMになります。

2. S+V+C(+M) 「おかんがめっちゃキレてるねん」My mom is so mad (at me).

  • 主にbe動詞(is / am / are / was / were / will beなど)を使う文です。
  • 意味的にはS=Cの関係になります。
  • Cは名詞か形容詞を用います。

(1) C=名詞の例

  • ケントは学生だ Kent is a student. (Kent = a student)
  • 今日は私の誕生日だ Today is my birthday.
  • 私達は友達だ We are friends.

(2) C=形容詞の例

  • 彼女は怒っている She is angry. (she = angry)
  • 天気がいい The weather is fine.
  • 私の犬はかわいい My dog is cute.

(3) (1)(2)+Mの例 太字がM

  • ケントは日本にいたころ、学生だった Kent was a student when he was in Japan.
  • 私達はかつて友達だった We were once friends
  • 彼女はいつもどおり怒っている She is angry as always.
  • ここ沖縄では天気がいい The weather is fine here in Okinawa.

3. S+V+O (+M) 「あの男きらいやわー」I hate that guy.

  • 「SがOを○○する」的な意味になるものが多いです。
  • SVのように、主語と動詞だけではちゃんと意味が通じないため、「~を」という言葉が必要なものがSVOの文となります。
  • Oには名詞を用います。

(1) SVOの例 []がO

  • 私はご飯が好きだ I like [rice].
  • ケイトは自転車を持っている Kate has [a bike].
  • 彼は数学を勉強している He is studying [math].
  • ジョンはきれいな女性と結婚した John married [a beautiful woman].

(2) SVO +M の例 []がO 太字がM

  • 私はご飯がとても好きだ I like [rice] very much.
  • ケイトは来月自転車を買うだろう。Kate will buy(have) [a bike] next month.
  • 彼は大学で数学を勉強した He studied [math] in college.
  • ジョンは25歳の時にきれいな女性と結婚した John married [a beautiful woman] when he was 25.

4. S+V+O+O (+M) 「一杯おごって♪」Buy me a drink♪

  • 主語(名詞)→ 動詞 → 目的語(名詞)→ 目的語(名詞)という順番になっているものです。
  • 「○○に、××を、△△する」という意味の文です。
  • 一番目のOを第一目的語(O1)と呼びます。「○○に」にあたります。
  • 二番目のOは第二目的語(O2)です。「××を」にあたります。

(1) SVOOの例

  • マイクはケリーに飴をあげた Mike gave [Kelly] [a candy].
  • 友達が一杯おごってくれるだろう My friend will buy [me] [a drink].
  • 母が私にバースデイカードを送ってくれた My mom sent [me] [a birthday card].
  • 私はボブに本当のことを言った I told [Bob] [the truth].

(2) SVOO +M の例

  • マイクは昨日、ケリーに飴をあげた Mike gave [Kelly] [a candy] yesterday.
  • もし試験に受かれば、友達が一杯おごってくれるだろう My friend will buy [me] [a drink], if I pass the exam.
  • 誕生日の随分前に、母が私にバースデイカードを送ってくれた My mom sent [me] [a birthday card] long before my birthday.
  • 私はボブにはっきりと本当のことを言った I clearly told [Bob] [the truth].

5. S+V+O+C (+M) 「彼女を怒らせちゃいまして」 I made my girlfriend angry.

5-1 SVOCの基本

  • 「〇〇が、××を、△△にする(だと思う)」という感じの文が基本のSVOCです。
  • 主語(名詞)→ 動詞 → 目的語(名詞)→ 補語(名詞か形容詞)という順番になります。
  • 基本のSVOCでは、意味的にO=Cの関係となります。

(1) SVOCの例(基本編)

  • 私は母を怒らせた I made [my mom] [angry]. (my mom = angry)
  • 彼はその犬をテッドと名付けた He named [the dog] [Ted].
  • あなたはそれを習慣にすべきだ You should make [it] [a habit].
  • これを鉛筆と言います We call [this] [enpitsu].

(2) SVOC +M の例(基本編)

  • 私はなぜだか母を怒らせた I somehow made [my mon] [angry].
  • 彼はその犬を、見た目からテッドと名付けた He named [the dog] [Ted] because of its appearance.
  • あなたは絶対にそれを習慣にすべきだ You definitely should make [it] [ a habit].
  • これを日本語で鉛筆と言います We call [this] [enpitsu] in Japanese.

5-2 SVOCのバリエーション

ちょっと難しいというか混乱する人もいそうなので、今のところは、これらは参考程度に見ておけばOKです。

(1) 使役動詞

  • 「〇〇に△△させる(してもらう、させてあげる)」という意味で使う動詞を使役動詞と言います。
  • 主語(名詞)→ 動詞 → 目的語(名詞)→ 動詞(原形)という語順になります。
  • [make, have, let, get]の4種類があります。
  • getだけ、目的語 → to doとなります。
  • OとC(この場合は動詞がCとなる)の間に、SVの関係があります。

SVOCの例(使役動詞)

  • 母は私に皿洗いをさせた。My mom made [me] [wash the dishes].
  • 医者に喉を診てもらった I had [a doctor] [check my throat].
  • メアリーは娘を家に帰らせた。Mary let [her daughter] [go home].
  • 私は息子に自転車を修理させた。I got [my son] [to fix the bike].

(2) 知覚動詞

  • 「見る」「聞く」「感じる」などの感覚器官関連の動詞を知覚動詞と言います。
  • 知覚動詞を用いるSVOCは、「Sが、『××が、△△する(される)のを』見た(聞いた)」等の意味になります。
  • 以下のパターンがあります。

a. 主語(名詞)→ 動詞 → 目的語(名詞)→ 動詞(原形)

私は彼がケーキを食べるのを見た。I saw [him] [eat the cake].

b. 主語(名詞)→ 動詞 → 目的語(名詞)→ 現在分詞(doing型のもの)

私は彼がケーキを食べているのを見た。I saw [him] [eating the cake].

c. 主語(名詞)→ 動詞 → 目的語(名詞)→ 過去分詞(done型のもの)

私はケーキが彼に食べられるのを見た。I saw [the cake] [eaten by him].

今回のまとめ

  • 今後を見据えて、文型は完璧にマスターしておきましょう。
  • 基本的な文型は、SV / SVC / SVO / SVOO / SVOC の五つだけです。
  • それぞれの簡単な例文を自分で作って、いつでも言えるようにしておきましょう。
  • 全ての文にSVがあります。この二つはいつでも絶対必要です。英会話のレッスンやってると、動詞を飛ばしちゃう人いっぱいいますから。ダメですよそれ。

次回は、品詞についてと、文のパーツと品詞との関係について解説します。

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