vol.2 英語の文の作り方その1 英文のパーツ(要素)



つまづいてしまった学校英語において、態勢を立て直し怒涛の反撃に出るための第2回です。

いきなりですが、↓を英語で言ってみましょう。カッコのないところだけでOKです。

「英語につまづいてるのにそんなのできるわけないだろう!」などと思わず、ちょっと考えてみてください。

(1)「(ここに来る途中)、公園に変なおじさんがいたよ」

(2)「(昨日の夜は)パスタを食べたんだ」

(3)「(誕生日プレゼントに)お父さんには靴下を買ってあげようと思う」

(4)「あの猫、超カワイクない?」

どれも普段の会話で普通に言いそうなものばかりですね。

当たり前ですが、私たちは、会話ではおおむね、「文」でしゃべります。

「文」というのは「単語」を組み合わせたものです。「単語」というのは「おじさん」「パスタ」「買う」「食べる」などの一つ一つの言葉ですね。

会話の中で、単語だけでやりとりをする瞬間はありますよ。

「動物、何が好き?」

「ウォンバット」

みたいなケースですね。

でも基本的には上の(1)-(4)のように、文を作って話をするわけです。いろいろ省略しても意味が通じそうだな、と思ったときに単語だけで会話をするのであって、いきなり、

「動物?」

と単語で聞かれてもふつうは意味が分かりません。

そして、日本語でしゃべる時には殆どの人は意識していませんが、文の作り方、つまり単語の組み合わせ方にはルールがあります。

誰かが作ったルールではなく、長い年月をかけて自然にできたルールです。

上の(1)の例で考えると、

「公園に変なおじさんがいたよ」はOK。問題ありません。

「公園にいたんだよ、変なおじさん」でも大丈夫です。

「変なおじさんがいた。公園に」も意味が通じるからOK。

「変なおじさんが公園にいたよ」も問題なしです。

でも、

「変な。公園にいた。おじさん」は意味が分からなくはないですが、かなりバカっぽくなるのでアウト。

「変な。いたんだよ。公園。おじさん」となると、「日本語勉強してこいや!」とまあ大抵はなるでしょう。

このように、言葉の使い方や並べ方には、一定のルールがあります。

このルールはそんなにガチガチなものではないので、上の例のようにある程度のバリエーションは許されます。

でもあまりにもゆるゆるになってしまうと、しゃべる人が伝えたいと思っている内容が伝わらなくなってしまう可能性が高まるので、一定の範囲内でルールを守ろうね、ということになっています。

そうです。私たちは毎日、「意識はしてないけど」お互いにルールを守って文を作って会話しているので、情報を交換したり、互いの意思を伝えたりできているのです。

これはもちろん、英語でも同じことです。

たぶん世界中の全ての言葉でも同じでしょう。調べてないので知りませんが。

では、上の例文を英語にしてみましょうか。色々な言い方ができますので、一例だと思っておいてください。

(1) There was a strange man in the park (on the way here).

(2) I ate pasta (last night).

(3) I think I’ll buy my dad a pair of socks (for his birthday).

(4) Isn’t that cat super cute?

全然分からなかった人でも気にする必要はありません。これから少しずつ分かるようになります。

これら四つの文は、それぞれ異なる文の型(種類)になっています。それについては後ほど詳しく説明します。

今知って欲しいことは、日本語と同じく、

「英語の文の作り方(単語の組み合わせ方)には、一定のルールがある」

ということです。

英語のネイティブスピーカーではない私たちにとっては、今さら「気がついたら英語で読み書きトークができるようになってた」なんて奇跡は絶対に起きません。

なので英語は意図的にそれなりに頑張って勉強して身に付ける必要があります。

そのために、このルールをマスターすることが近道となるのです。

英文の四つのパーツ(要素)

では、ルールを徐々に説明いたします。

まずは、最も基本的&重要なルールである、「文の作り方(単語の組み合わせ方)」をマスターしましょう。

ここは簡単なのでご安心ください。

ただし、英語は「単語の簡単な組み合わせ」どうしをどんどん組み合わせて、ひたすら長く複雑な文を作ることができるので、この最初の部分をしっかりとマスターしないと、そう遠くない未来に間違いなく混乱します。

てゆーか既にみなさんしてるでしょう(笑)

なので最初が最も肝心なのです。

それでは、「基本的な単語の組み合わせ方」で扱う、組み合わせるパーツについてまずお話しします。

一輪車を思い浮かべてみてください。子どもの頃に乗ったことがある人は多いのではないでしょうか?

一輪車は、おおまかに言えば、

タイヤ

フレーム

サドル

ペダル

の四つのパーツを組み合わせて作られています、というか作られているとしましょう。

実際にはそれぞれのパーツが、もっと細かい別のパーツの組み合わせで出来ているのですが、細かい話は置いときます。

これら四つを正しく組み合わせないと、まともに安全に乗れる一輪車は完成しないわけです。

これと同じで、英文も四つのパーツから出来ています。たった四つです。シンプルです。

その四つは、それぞれ、

  • 主語
  • 述語(動詞)
  • 目的語
  • 補語

と呼ばれます。

これらのパーツは、英文法の説明では「(英文の)要素」と呼ばれます。

皆さんは「パーツ」と考えておけばOKです。

皆さんが文法用語が苦手(または嫌い)なのはよーく分かってます。私も嫌いです。

でもここはぐっとガマンして、これら四つの言葉と意味をしっかり理解して覚えて下さい。

これらについては、英語を勉強している限り、一生見聞きするものになりますので、今ここで攻略してしまってください。

難しいことは何もありません。自分の中で「常識」にしてしまえばいいのです。

それぞれについてもうちょっと詳しくお話しします。

主語しゅご

英語ではsubjectサブジェクトと言うので、頭文字をとって「S」という略称で呼ぶことが多いです。通常、文の最初に置きます。「私は高校生です」の「私」、「お母さんはネズミが嫌い」の「お母さん」、「桜が満開です」の「桜」が主語です。

要は「~が」とか「~は」に当たる言葉ですね。「いる」「勉強する」「食べる」「寝る」などの動作や状態を、「誰が」そうしているのかを示すものを主語と言います。

述語じゅつご動詞どうし):

日本語では述語と言いますが、英語では述語と呼ばずに、品詞名(品詞については後で説明します)である「動詞」と呼ぶならわしになっています。動詞は英語で言うとverbヴァーブなので、「V」と記します。

動詞はおおまかに言えば、「動作」を表すものと、「状態」を表すものがあります。

動作の例としては、「私はお昼にうどんを食べる」の「食べる」や、「マイケルは毎日ギターを弾く」の「弾く」が動詞になります。

状態ですと、「私の実家は三重県にある」の「ある」、「彼女は怒っている」の「~している」の部分を動詞で表現することになります。

状態」の方はちょっとイメージしにくいかもしれませんが、後ほど[be動詞」のところで説明するので心配無用です。

目的語もくてきご

この辺からイヤになってくる人がぼちぼち出るやつですね(笑)。「目的ってなんなんだよ」ってなりますからね。

それを説明する前に、目的語は英語でobjectオブジェクトと言います。なので頭をとって「O」と呼ぶので覚えましょう。

目的語は例を見る方が分かりやすいでしょう。「私はマンガが好き」の「マンガ」、「私は英語が嫌い」の「英語」、「犬がボールをくわえている」の「ボール」が目的語と呼ばれる言葉です。

ちょっと難しい言い方になりますが、「<動詞が表している動作>の対象」を「動詞の目的」と言うこととが出来るので、その対象となる言葉を「目的語」と呼ぶのです。

「動詞が表している動作」については、上の一番目の例で言えば「好き」が動詞です。

これは英語では「好く=like」という動詞になります。「私は好く」とだけ言っても「何を(が)?」となりますよね。これだけでは文としては不完全なのです。

「〇〇を(が)」に当たる言葉を付け足す必要がありますので、例えば「マンガ」という対象を入れればよいのです。

そうすると、

日本語では、[主語 → 目的語 → 述語(動詞)](私は マンガが 好き)という語順になります。

英語では、[主語 → 動詞 → 目的語]「私は 好く マンガ(を)」の順番になります。

簡単に言えば、動詞の後にあって、「○○を」「××が」という意味になる言葉が目的語ということです。

補語ほご

これもイメージが湧きにくい名称ですね。補語はcomplementコンプルメント(「補完するもの」という意味)、「C」と略されます。

基本的には、「主語について説明する言葉」と考えればよいでしょう。「主語を説明する」を小難しく言うと「主語の意味を補う」と言えると昔誰かが考えたのでしょう。なので「補う言葉」=「補語」となったようです。

これも例を見ると簡単です。「彼女はかわいい」の「かわいい」が補語です。「彼女」という主語がなんなのか、どうなのかを説明しているわけですね。

「うちの車は中古車だよ」の場合は「中古車」が補語となります。

「あなたは意地悪だ」だったら「意地悪」が補語です。

単純に言えば、「AはBです」のBに当たる言葉を補語と言います。英語ではbe動詞を使った文で、[A is B]のBが補語となります。

他にも使い方はありますが、超基本としてはこれでイメージしておけばよいでしょう。

ついでにもう一つのパーツを覚えてましょう

さて、英文法で説明される「要素(パーツ)」は、S(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)の四つとされるのですが。

実際の英文では、これらに加えて修飾語しゅうしょくごがくっつくのが普通です。

修飾語と言っても色々あって今ここで簡単に説明するのが難しいので、とりあえず上の四つ以外のものが文に含まれていれば、それらを全部「」でくくって「修飾語」と呼ぶことにします。

詳しくはこの後、パーツの組み合わせ方の説明のところでお話しします。

修飾語はmodifierモディファイヤー、略して「M」です。

基本的な英文の組み合わせには、SVOCのどれかが必ず入っていますが、Mはあったりなかったりするので、必須パーツではありません(たいてい入ってますが)。

今回のまとめ

  • 英語でコミュニケーションする時は、「文」を作ってやりとりします。
  • 「文」は「単語」を一定のルールに沿って組み合わせて作ります。
  • 「文」を作る単語(パーツ)には、S、V、O、Cの四種類があります。
  • これら四つ以外に、Mがくっついている文がとても多いので、これら四つにMを加え、S、V、O、C、(M)が文のパーツだと考えましょう。

ここまで、誰かに説明できるくらいしっかりと理解して覚えてください。

次回はこれらのパーツの組み合わせ方について説明します。

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