vol.5 英語の文の作り方その4 その他の品詞1(名詞になるもの)
基本の品詞についてしっかり理解できたら、今回の話も簡単です。
読み進める前に、基本の品詞四つと、それぞれの機能、文のどのパーツとして使えるのかを呟いてください。
全部ちゃんと言えたら先に進みましょう。
今回は、
- 品詞としては基本の品詞とは違う分類になっている(別の名前がついている)けど、実際には基本の品詞のどれかとして使う品詞について(動詞を除く)
- その他の品詞について
説明します。
動詞の代わりになる他の(動詞以外の)品詞というものはありませんので、「その他の品詞」では、
「名詞として使うもの」
「形容詞として使うもの」
「副詞として使うもの」
についてみていきます。
今回は「名詞として使うもの」を紹介します。
1. 名詞としてつかうもの 動名詞とto不定詞
1. 動名詞
動名詞とは、動詞に[ing]をくっつけて、名詞にしたものを言います。
be動詞の動名詞は[being]のみ
be動詞以外の動詞を全部まとめて「do動詞」と呼ぶことにします。
do動詞の動名詞は、[それぞれの動詞+ing]となります。例)doing, studying, swimming
beingは、「~であること」「~にいること」という意味になります。
「一緒にいてくれて有難う」 Thank you for [being with me].
等の使い方をします。
doingの仲間は動詞によって意味は変わります。
doing=~すること / studying=勉強すること / swimming=泳ぐこと 等が例です。
1-1 なぜ動名詞なんてものがあるのか
という点については、次に述べるto不定詞も同じなのですが、
「動詞を主語、目的語、補語として使いたい」場合があるからです。
例えば「水泳が好き」と言いたい時、日本語では「水泳」という名詞がありますが、一般的な英単語にはありません…というかあることはあるのですが余り使われません。
swimという単語には「泳ぎ」という名詞の意味もありますが、通常は「泳ぐ」という動詞で使うものなのです。
ですのでこのswimをそのまま使って、
I like swim.
という文を作ってしまうと文法的にはアウトだよ、ということになります。意味は通じるとは思いますが。
なぜアウトなのかは前回までをちゃんと理解していれば分かるはず。
この文はSVOの文で、swimがOになっています。
「Oは必ず名詞」と前回言いましたよね?動詞swimはそのままでは置けないのです。
動詞を目的語として使いたい時には、名詞にしなけばなりません。そのために、[ing]を付けたら名詞にできますよ、というルールがあるのです。
swim「泳ぐ」という動詞が、[ing]を付けたらswimming「泳ぐこと=水泳」という意味となり、普通の名詞として使えるようになります。*swimの場合はmを加えて[ming]を付けます。
普通の名詞と同じですから、文のパーツとしてはS、O、Cとして使え、前置詞(後述)の後に置いて形容詞や副詞を作ることもできます。
- Sの例:「水泳は楽しい」 [Swimming] is fun.
- Cの例:「趣味は水泳です」My hobby is [swimming].
- 前置詞とセットの例:「学ぶ楽しみ」joy [of learning] (形容詞) / 「歌うのは苦手です」I’m poor [at singing]. (副詞)
1-2. 動名詞の特徴
動名詞は、使い方は名詞ですが、元が動詞なので、動詞的な性質を受け継いでいます。今はそのうち2つを知っておきましょう。
1-2-1.目的語を取る:
名詞と名詞をつなげる場合、原則としては前置詞(on、in、for、of等)を間に挟むか、[’s](アポストロフィ エス)を前の名詞に付ける必要があります。
例)母の誕生日
× [birthday my mother] / ×[my mother birthday]
〇[birthday of my mother] / 〇[my mother‘s birthday]
目的語を取る動詞の場合は、「動詞→目的語(名詞)」と続けて並べる([I][read][the book].)ことができるので、動名詞を作るときも、[reading the book]となります。前置詞などは不要なのです(必要な動詞もありますが今は扱いません)。
「『動詞+目的語』をまとめて一つの名詞にすることができる」と覚えておいて下さい。
「ピアノを弾くこと」=[playing the piano] / 「昼食を食べること」=[eating lunch] / 「英語を勉強すること」=[studying English]
1-2-2.副詞で修飾できる
動詞を修飾する言葉は副詞、というのは既に常識になっている…はずですね。動名詞は名詞ですが、形容詞ではなく副詞で修飾することができます。
下線部が副詞になります。
「速く歩くこと」=[walking fast] / 「食べすぎること」=[eating too much] / 「夜更かしすること」=[staying up late]
目的語と副詞を組み合わせて使うこともよくあります。
「チョコレートを食べ過ぎること」=[eating chocolate too much] / 「昨年、その試験に受かったこと」=[passing the exam last year]
「ネコを好きすぎること」=[loving cats so much] / 「彼女とそこで会ったこと」=[seeing her there]
動名詞についてはとりあえずこれだけ知っておけば充分です。より詳しくは後ほど説明します。
2.to不定詞
to不定詞とは、動詞の前にtoをくっ付けたものです。[to do] [to study] [to swim] 等が例です。
to不定詞は便利なもので、名詞、形容詞、副詞として使うことができます。ここでは名詞として使うケースのみを紹介します。
使い方は動名詞と大体同じです。be動詞にtoをつけると[to be]となり、「~であること」、「~にいる(存在する)こと」となります。
do動詞では、それぞれの動詞にtoを付けると、「~すること」という意味になります。[to do]は「すること」、[to study]は「勉強すること」、[to swim]は「泳ぐこと」となります。
to不定詞も普通の名詞として使えるので、S、O、Cに使用できます。
動詞をS、O、Cとして使いたい時は、基本的には動名詞とto不定詞どちらも使えます。
- Sの例:「踊ることは楽しい」 [Dancing] is fun. / [To dance] is fun.
- Oの例:「食べることが好き」I like [eating]. / I like [to eat].
- Cの例:「私の趣味は読書」My hobby is [reading]. / My hobby is [to read].
ただしこれには例外がちょこちょこありまして、「動名詞はいいけどto不定詞は×」、「to不定詞はいいけど動名詞は×」、「どっちでもいいけど意味が変わる」、「文法的にはいいけど普通はそうは言わない」という別ルールがあるのですが、今は気にしなくもかまいません。
これも動名詞と同じですが、to不定詞も目的語ごと名詞化したり、副詞で修飾したりできます。
- 目的語付きの例: 「手紙を書くこと」to write a letter / 「サンドウィッチを食べること」to eat sandwich
- 副詞付きの例:「プールで泳ぐこと」to swim in the pool / 速く歩くこと to walk fast
まとめ
- 動詞をS、O、Cとして使いたい時は、そのままではダメで、[ing]か[to]を付ける。
- [being / doing]は動名詞で、「~であること / ~すること」という意味の名詞となる。
- [to be / to do]はto不定詞で、これらも「~であること / ~すること」という意味の名詞となる。
どちらも名詞のヴァリエ―ションに過ぎないので、別に難しくもなんともありません。
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