/ 最終更新日時 : azukiaraiguma 血糖値測定

実験A-38　血糖値の上がらない手打ちパスタは作れるのか？σ(ﾟ∀ﾟ )ﾄｳｼｭ挑戦してみる

の結果、ラードとハバネロ（に代表される激辛トウガラシ）に食後高血糖を抑える効果があることがわかりました。

ここで党首、冷凍庫に大量の全粒粉小麦粉（強力粉）が眠ってるのを思い出したのです。

冷凍庫開ける度にそろそろ邪魔だから捨ててしまおうと思うものの、その度に意識と記憶を操作されて忘れさせられてしまうという悪魔のような粉どもです。

そもそも実験用に購入したものだから普通に食すことはないのですけども、捨てるくらいなら何かに活用しないともったいないお化けﾍ(ﾟдﾟﾍ))))))さまたちに取り囲まれてボコボコにされてしまうかもしれません。

邪魔なもの捨ててなんでボコボコにされなきゃならんのだ、捨てなくても冷凍庫で永遠に眠ってたら捨てられてるのと一緒ぢゃないか。

食べたところで体脂肪になって貯められるか排出されて下水道行きだからいずれにせよ同じような結末になるぢゃあないか。

不条理だよカミュなみの不条理だよと訴えたところでオバケにそんな理屈が通用するわけないのでそれはまさに神々と同じことです。

世界は人間の理屈とは無関係に存在するのでそもそも不条理なのです。

しかし党首は党首ゆえに不条理に立ち向かおうではないか。

党首も既に神々から不条理な罰を受けておるのだ。

こんなにキュートで品行方正なのに境涯型糖尿にされてしまってますからね。

でも党首は神々の与えた罰を我が喜びとし人々の迷えるタマスゥイを救いせしめる手段に変えてしまっているのですからシーシュポスより数段格が上なのであります。

☆【公式　覚えましょう】　σ(ﾟ∀ﾟ )ﾄｳｼｭ > シーシュポス

↑だいぶ格下のシーシュポス君

え？何の話か分からん？

アルベール・カミュのLe Mythe de Sisyphe（「シーシュポスの神話」）ですよ。

神々の怒りを買ったシーシュポス、上り坂をひたすら岩転がしてゆくという罰を受けたんだけど、頂上手前で岩がごろごろ転がり落ちてやりなおしー、の刑。

こいつはあんまりアタマよくないから、これを延々と続けてるだけっていう不条理なお話しです。

ちなみに似たような作品として、

アッ!ベロ・カンダ(*┰*~ )ｲﾀｯ!のDe Mise de Sisitoe （邦題不明）というのもあることはありますね。

これはお祭りの出店で食べたシシトウがやたら辛くてそこに不条理を感じたけどひたすらがんばって食べたとかいうどうでもいい思い出話らしい。

こんな駄作どもはともかく、とりあえず不条理に立ち向かうのであります。

上記の実験を踏まえて、予めラードと唐辛子を練り込んだパスタを作ってみることにしました。

ひょっとしたら世界初の「血糖値上がらない小麦粉パスタ」ができるかもしれません。

そんなものが完成したら、憧れのイグ・ノーベル賞貰えちゃうかも+｡:.ﾟ(*ﾟДﾟ*)ｷﾀｺﾚﾟ.:｡+ﾟ

これはやるしかないっしょ。

というわけで手打ちパスタ作りました。

最終的に糖質量約90gのパスタを食べることになります。これまでのパスタが全部そうなので。

小麦粉100gにつき全卵1個が目安だそうです。ここで計算するのも面倒なので小麦粉200gと卵2個で作ります。

ラードパスタ実験では糖質量の約30%、糖質90gに対してラード30g使いました。

今回は小麦粉200g、糖質量は諸説あるものの大体70％、140gくらいでしょう。その30%となると42gですからまあこんなものか。

オリーブオイルと卵入りの手打ちパスタは何度も作りましたけどね。

オリーブオイル入れる時はスプーン一杯くらいだし、融点高いラードをこんなに入れて果たしてうまくいくものか少々不安でございます。

超激辛一味の「黄金」。ジョロキアとかその辺の使ってると勘違いしてましたが、名前のとおり「オウゴン」という種類のトウガラシだそうで、国産の唐辛子では最強だそうな。

カプサイシン含有量はハバネロの6割程度。

これを大量投入しようと思ったけどあんまり余ってなかったので、「辛三昧」という三種ブレンドしたヤツを加えました。こちらはハバネロの4割くらいだそうです。

これらは乾燥ものなのでハバネロ実験で使った生ハバネロ（味噌漬けにはなってるけど）と量的な比較が難しいですな。どんだけ入れたらよいものか。

まあいいや。とりあえず5g入れておきましょう。

これを全部まぜまぜして。

あのここな無礼な町民めがっ！手討ちにしてくれる！そこへ直れ！

などと愛刀振り回しながらこねこねします。すごい色やなヾ(･ω･`；)ﾉ

なんかグルテン強すぎる感じで、大豆粉でパンとかパスタ作ってた時のこと思い出しました。

まとまりにくいというか割れちゃいます。

失敗かなぁと思いましたけどもとりあえずラップかけて小一時間ほど寝かしますと、いい感じにしっとり仕上がりました。

飲み仲間のお姉さんにご寄贈いただいたパスタマシーンひさしぶりに引っ張り出して伸ばして切って。

これはたまにやるとなかなか楽しい作業ですな。

細麺と平麺の二種類のカッターがついてるので遊んでみたりするヾ(o´∀｀o)ﾉﾜｧｰｨ♪

完成品全部で375gとなりました。

このうち糖質量は小麦粉に含まれる分でおよそ140gですので重量比37%ですな。意外とそんなに多くない。

ちなみに乾燥パスタは水分がほぼないせいか重量比70％くらいが糖質です。小麦粉そのものとあんまり変わらないのですね。

糖質90g分食べるとなると240gくらいを茹でればよいと。

ここで遊んでしまったことを軽く悔やむことになるわけです。麺の形状わけたらややこしいだけやないかいﾊﾞｶﾁﾝ…￠(-∀-○)

まあしゃあない。混ぜて茹でます。

ハモンセラーノもあまり残っていなかった（基本的に無計画）のでオリーブとツナにしました。

糖質量は普段食べてる乾燥パスタ130gと変わらないのですが、生パスタの方がずしっときますね。

乾燥パスタには卵もラードも入ってないから当たり前かもしれませんが。

これらを入れないとしても、生パスタの方がより少量で満足感を得られると思います。

今回はやたらと準備期間が長かったですねぇ。ではドキドキの測定開始。

★血糖値(mg/dl)

空腹時： 77
30分： 89
60分： 109
120分： 158　ヾ(･ω･`；))ﾉぁゎゎヾ((；´･ω･)ﾉぁゎゎ
180分： 135

あー、ざんねん。

1時間値は期待させてくれたんですけどね…

ノーマルのパスタ（赤）と比べるとこうなります。2時間値が一緒になっちゃってます。

茹でてからラードまぶしたラードパスタ（緑）と比べるとラードパスタの方がましに見えますけどね。

ラードパスタは4-5時間値が大きく上昇してますから、どっちがいいのか判断できません。

恐らく、ラードを練り込んだことで糖質の分解・吸収を少し遅らせることは出来ているのでしょうね。

後はトウガラシその他でどうやって2時間値を抑え込むかですな。

今回のトウガラシはハバネロに比べるとかなりパワーダウンなものでしたし、別に食べてても辛いとは思いませんでしたが（党首の辛味アンテナが壊れてるせいもありますが）、お腹はポカポカしてきたので面白くはありました。

個人的にはトウガラシ練り込んだパスタそのものが食べられない人が多いと思うので根本的に問題ありだとは思います。

でもとりあえずある程度の結果が出ているトウガラシで成功したら、他のスパイスなどでも応用できるんじゃないかなと思います。

ということで激辛トウガラシやスパイス類の寄贈は大歓迎です♪

激辛マニアにはいいとこ教えてあげましょ。

北九州小倉の辛蔵（しんぞう）さん： http://www.sinzo.jp/lineup/

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